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王位戦の角換わり腰掛銀。角換わり腰掛銀は、その名の通り、角を持ち合う将棋です。棋譜
直前まで今年度一敗しかしていない後手の挑戦者は、自信のありそうな差し回しで好調さを感じさせました。一直線の攻め合いから、60手目まですすめて盤を反転させてみると、後手でも行けるような気がします。なぜなら後手がせめている場所が先手玉に近い、先手が攻めている場所は少し玉から離れている。進んで74手目、後手11角打ちの受けは本局のハイライトかもしれません。遠く相手玉までにらんでいます。先手を持っていると、こういう受けは予測しにくいものがあります。同じ大駒でも、飛車を打って受ける筋は結構見かけます。とはいえ、これを見た瞬間、私も73角成りの筋(本局では実現せず)に気がついたので、鋭い手というものは相手にも波及していろいろな筋を発見させてしまうかもしれません。11角は鋭いのですが、一目先手(相手側)に勝ちありと直観させるような不思議な手でした。
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