月別アーカイブ: 2015年10月

10/10

ロシア軍がシリアで行動していることについて。
Russian airstrikes in Syria: Pentagon says strategy ‘doomed to failure’ – as it happened

西欧諸国は、ロシアに「お前たちのやり方では失敗するだろう」といっているようです。そうかもしれません。ロシア軍事行動の成否は、もちろん私には良くわかりません。

本題に入りますと、西欧諸国の対ロシア経済制裁には、あまりいい感触がなかったのですが、ともかく数年前からロシアに対して経済制裁をしている。そのことと、ロシア軍の行動は生産的ではない、成果を生まないだろうというつぶやきとは、整合していないように見えます。経済制裁は断交を覚悟で行うもので、これをすると、交渉は以前のような調子では進みません。「お前は出入禁止」「お前とは取引はしない」「お前には融資はしない」とか宣言した当の相手に、「おい、何をしているんだ、それではお前の経営はうまくいかないだろう」と電話をかけても、それは相手は聞かないでしょう。仮に直接面と向かって言ったわけではなくても、親切のつもりなのか悪口のつもりなのか、あるいは国内向けのメッセージなのか、どういう意味の発言なのか、訳が分からないというのが本音のはずです。そして発言の意味は分からくても、その内容を真剣に聞きはしないでしょう。聞く必要を感じられないはずですから。

聞かせるという意味では、NATOの展開のほうが、経済制裁よりは柔軟性・伸縮性があって、交渉の材料にしやすいと思います。展開地域の過小程度は、世界経済に悪影響を及ぼさないですから。なので、これからということでいえばロシアへの経済制裁は、何かきっかけをみつけて解除してしまい、NATO軍がどこに駐留するみたいなことを活かして懸案事項を話し合うほうがよいだろうと考えます。EUやアメリカにとってはどうか分からないですが、ロシアは日本にしてみれば大国ですし、世界的にも重要な存在だと思います。

キューバ、北朝鮮には経済制裁は一定の効果があるでしょうし、日本は日本で断交を覚悟して北朝鮮への経済制裁を行っているので、有効なケースがあることは確かですが、イランぐらい大きな国が相手だと、できれば経済制裁に訴えることなく話を進められないかと思います。ロシアはさらに大きな国ですから、どうして経済制裁に踏み切ったのかな?と時々不思議に思います。こういうことに背後にどのような戦略が秘められているのかは分かりませんが、ハリウッド映画を見る限りアメリカ特殊部隊は最強ですし、その最強部隊が属するNATO軍も敵なしです。その存在だけで、紛争を外交的解決に導く力があるのです。ロシアに経済制裁をかけるのは、彼らとの最終戦争を覚悟したあとでもよいのではないかと私は思います。

 

10/8

Nobel peace prize 2015 goes to Tunisian civil society groups – live updates

「法王、首相が相次いで落選!~ノーベル平和賞」

というのは冗談ですが、そうですか、ちょっと残念ですね。メルケル首相が受賞→全面広告「私たちは受け入れます:EU、国連全職員の顔写真、名前、住所、電話番号」→「ヨーロッパ行かない?、宿のあてならあるよ」という流れを想像しておったのですがね。

この平和賞は長いこと、メディアによる多文化主義イデオロギーの宣伝に使われてきた感がありますが、悲しいかな、それ自体が現実を改善できない欠陥イデオロギーなので、あらゆる最前線でとん挫することとなります。それは宣伝の問題ではなく、間違ったイデオロギー自体が問題だということです。文化が言葉遊びや概念遊びでなく、オーガニックなものだと理解できない人間には、政治に関わって欲しくはないです。文化表象が一人の目に、いかに巨大にみえ、またいかに可換で操作可能なものにみえようとも、それは必ず有機的な人間を経由しなければならないからです。だからそれは、根底においてオーガニックなものであり、生命という自己意識を包含した対象を念頭におかないと理解が難しいものなのです。であれば、安易な多文化主義など出てくるはずがないのは自明といってもよいでしょう。それは結果を原因と取り違えています。原因となるものは議会制民主主義と経済の発展です。昔は西欧諸国は意図的にこの点を組み替えて、途上国に無益な多文化イデオロギーを押しつけていましたが、今では自らがその欺瞞に苦しんでいるということなのでしょうか。まだまだ地球人類には、そんな遊びに興じているような余裕はないのですが。

 

10/7-2

「refugee welcome」でノーベル平和賞?

メルケル首相だけでなく、かの有名なユンケルはじめとする、EU職員全員の名前と住所と電話番号を列挙して表彰してはいかがでしょうか。おそらくなのですが、避難民はすべて、彼らの家で泊まることができるのでしょう。頼めば嫌とは言わないはずです。

私は、宗教関係者も、民間人も、フィランソロピストも頼むからEU職員と国連職員全員が終わるより前に住居の提供を申し出ないでもらいたいと思っています。頼むから余計なことをしないでほしい。自分の家に泊めるとなれば、さすがの彼らも真に迫ったレポートを上にあげるでしょう。

私たち人類としては、2年ぐらいじっくりとその成果を見て、自分の家に受け入れるのが得策がどうかを判断すればよろしいと思います。その間、支援の仕方はいくらもあるのですから、ユンケルやメルケルの邸宅がちょっと混雑したとしても、支援活動の大勢には影響はありませんでしょう。もとよりご自身たちがそのように望んでおられるのですし、まったく問題なし!です。

10/7

Former UN chief John Ashe charged with taking $1.3m in bribes

US authorities have charged a former United Nations General Assembly president with taking bribes from a Chinese billionaire.

「中国といえば賄賂」ですから、こうした悪事に中国が関与していることは特段驚くべきことではありません。しかし、ただでさえ役に立たない国連が、腐敗までしているのでは、何のためにこのようなものを存続させているのでしょうか。まず国連職員は、自分は本来何者でもなく、各国に仕え、各国国民に仕える立場だということを自覚することによって存在価値が生まれるのだと知るべきです。(国連の職員たちは、私たち人類にこのたびの汚職事件を詫びるのでしょうか? また誰かのせいにして自分は改革者でございというような顔をするつもりなのでしょうか?)

ところで、こうしたニュースは、「知識人・識者たち」を試す意味ではとても役に立ちます。民主主義国やその国民、一般市民にはやたら強いが、ごろつきやろくでなしが相手だとからきし臆病になる人々が、こうしたニュースにどう反応するのか。観察しておいて損はありません。