月別アーカイブ: 2015年6月

6/30

Joseph Stiglitz: how I would vote in the Greek referendum

ギリシアが財政黒字を出すために緊縮財政を行って支払ったコスト:失業率25%、若者層失業率60%、GDP25%低下(5年前と比べて)。

今後の目標とされる財政黒字GDP比3%は、行政サービス(出費)を停止して、GDPを減らし続ければ数値上可能。債権者グループは、財政黒字から支払を受けるのでそれでも返済は得られるそうですが、GDPのマイナスも容認しないぞ、くらいのことを条件にしないと、さすがに利己的な印象が否めないように思います。

たしかにこれは、人間が生存できる環境ではありませんね。年金生活者の払う消費税を寝かせておくだけという状態です。

ユーロ離脱をテーマにした国民投票を就任当時からしてもらいたかった気がします。債権者のことがあり、そういうことは現実的にはできなかったということなのでしょうか。間際になってやるなら、最初からやれるという気がするのですがね。それに間際というのが、間際でなくて、期限後ですから、大勢が面食らったと思います。ユーロ離脱後のビジョンがそれほど提示されてこなかったのも国民には心細いことでしょう。7/5どうなるのでしょうね。

6/28

Greek debt crisis: What the Greek papers say

“The big dilemma” runs the headline in Ethnos (in Greek), a centrist newspaper. “The Greek people will have to say ‘yes’ or ‘no’ to Europe,” the editorial says, rather than to any particular bailout proposals.

国民投票は、EUを出るか出ないかにするべきという論調です。私もそのように思いました。EUとの交渉のために選ばれた政権なのですから、煩雑な支援条件について国民に決めなさいというのも二度手間です(専門スキルの必要な交渉ごとを任せているのに、その問題を投げ返される)。一時しのぎの支援を受け入れた上で、辞職して総選挙、EUに残るかどうか国民投票。EUに残るか否かをはっきりしないと、ギリシアの側としても交渉は難しいでしょう。その選択は交渉に大きく影響します。人は、大方針が決まると、落ち着きが出て、問題に勇気をもって対処し始めます。

6/28

17手目36歩将棋竜王戦の本戦トーナメント

齋藤対千田戦です。若手強豪同士の戦い。対戦成績は齋藤6段の4勝0敗。戦型は角換わり腰掛銀。

序盤。先手に分が悪い形。たぶん早繰り銀にすると勝率が悪いんじゃないかと思います。本局は先手が腰掛銀にしたので、類型の多そうな形になりました。

 

 

37手目45歩45手目は仕掛けの場面。同形の将棋ではよくある仕掛けで、4筋、2筋、1筋、7筋と次々に歩を突き捨てます。本局の注目は9筋の端歩です。通常両者ともついてありますが、本局はついていません。先手が誘導した感のある形なので、先手がどのような工夫を用意しているのか。先手は玉が狭いかわりに、後手からの9筋の攻めの手がかりをつくりません。こういう形を今勝っている若手が指すと、何か面白いことがありそうだと思ってしまいます。

 

 

56手目後手38角56手目38角の前には、61角、94角、同歩、61角という攻防がありました。先手は一手損しています。つまり、55手目61角の局面で、後手は94歩を0手で指していることになります。61角で攻め切れるということか、96歩と突いてないから、後手が94歩と打ってもそれほどプラスではないと見ているのか。73桂を跳ねていると、8筋の継ぎ歩から93桂という手もないので、本局の先手が手損を避けなかったのも分かる気がします。後手の94角は、先手に34角成りとしてみろ、と催促する手でもあったようです。94角と打つときは、半分以上はそちらから考えると思います。

どちらを持っても指したくなる手がありますので、今後も出現するかもしれません。

 

 

 

6/21

将棋叡王戦が始まりましたね。発表から一か月経たずに予選開始。スピード感がありますね。優勝者はコンピュータソフトとの2番勝負に臨みます。土日にだけやるわけじゃないようですが、ネット中継されるようなので、時々覗くことはできるみたいです。