月別アーカイブ: 2015年2月

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Brady, McDaniels weigh in on game plan vs. ‘Hawks

スーパーボウルは最後まで勝利の行方が分からない熱戦になりました。リンクは、そのスーパーボウルの勝利チームのゲームプランについての記事です。

ショートパス中心、パスキャッチ後は縦に(短くてよいので)走り、決して横に流れない(隙を見つけようとして大きいゲインを狙わない)という計画だったそうです。こうしたプランを立てると、一プレーあたりの獲得ヤードは減り(ただしパスキャッチ後横に流れてつかまるよりはゲインできる)ますので、得点するまでにたくさんのプレーをする必要があります。当然、パスが不正確なQBですと、どこかでミスが出る心配があります。つまり、どんなプランを立てても、何らかのリスクは生じます。相手の長所である強い守備に直面したときに、ペイトリオッツはショートパスの多用を選択し、有利に試合を進めました。

当然、どちらのチームも相手を研究し、ゲームプランを立てて臨みます。たいていのゲームプランはそれ自体としては理に適ったものです。そして試合では、想定していない展開になることもあります。有効な戦術というものは、相手との力関係や、試合中の力関係の変化などでも変化するので、どんな状況になってもチーム全体が、分析と判断を停止しないことが必要ではないかと思いました。「確率が同じように幸運をもたらすとしたら、相手の幸運を控え目な得点で収めて、自身の幸運を少しだけ多めの得点としていただく」、そういう姿勢が勝利を呼び込みます。

もっとも、ゲームの性質によっては、よりフィジカルなアプローチが有効な場合ももちろんあるでしょう。シーホークスのような、力強さと先進的な守備戦術を併せ持ったチームも魅力があると思います。またシアトルの攻撃陣は守備とは違って意外性があり、意表をつくビッグプレイが飛び出してきます。強力な守備が、思い切った攻撃を可能にしているとも言えます。強みをうまく生かしているなと思います。野球でも、攻撃がものすごく強いチームだと、それほどすごい投手でなくてもリラックスして好投することがあります。こうした現象はしかしながら漫然と眺めているべきものでなく、「長所が長所を生むサイクルをつくっていく」というふうに、意識していきたいところだと思います。努力や天分、性格などを様々な形に転換していくことが大事だと思います。

 

 

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Croatia just canceled the debts of its poorest citizens

クロアチアで貧困層に徳政令発令というニュース。

Some economists, among them Baker, are skeptical whether the scheme will succeed: “I am not sure that this is the best way to help low-income people. If lenders think this can happen again they will charge very high interest rates to low-income borrowers,” Baker said.

私らは、江戸時代の徳政を知っていますので、どうしても懐疑的になりますが、今回の成否には興味を引かれます。引用コメントにもありますが、貸し手が徳政リスクを上乗せした行動に出る可能性がある(あるいは全然貸してくれなくなる)、さらに借り手にモラルハザードが起きるなどの副作用も考えられます。どんな措置が取られるのか、注目されるところです。

今は管理通貨の時代ですので、すべてのプレイヤーの合意があるのなら、「超経済原理的措置」ができないわけではありません。そのような合意はまさしく「信用力」でありうるからです。

ギリシア債務についてもいえることですが、毎年の歳入の一定割合(仮に恐ろしく小さい割合であっても)を確実に返済に振り向けるのであれば、債務の完済が相当先まで繰り延べられても世界経済に大きな影響はないと考えられます。債務不履行による信用危機にはならないからです。

合意によって債務を消し去るのも一つの方法ですし、返済をし続ける条件で、とてつもなく長い期間にわたって返済期間を延長するということも一つの方法ではあると思います。後者の方がモラルは維持しやすいようにも思います。そのときには民間金融機関が持つ債権は、政府系機関に徐々に移行されていくみたいな流れが予想されます。不良債権処理と似たようなことが行われるのでしょう。債権処理機構に集まってきたところで、損金を出したり、気長に回収したりということになるのかもしれません。

債務というのは、今のような経済原理であれば必ず現れるものであるという想定を持っておく必要があると思います。