月別アーカイブ: 2014年3月

3/29

将棋電王戦の第3局を見ました。横歩取りから後手のソフトが仕掛けを誘い、急戦になり、先手の豊島七段が快勝しました。強いソフト相手だと決めそこなって混戦になるのが怖いですが、迷いなく優勢を拡大していたように見えます。

3/17-3

将棋電王戦が始まりました。

初戦は、コンピュータが後手で快勝。先手は菅井という若手強豪ですから、たいしたものです。

第2局は、佐藤6段対やねうら王ですが、何やらルールで物議を醸しているらしいです。「対局」と名がついたときのプロ棋士の打ち込み方は、少し怖いくらい真剣ですから、不明瞭なルール変更に棋士が苛立ったのかもしれません。トラブルはないに越したことはありませんが、サッカーだっていまだに八百長問題があったりしますが、その都度乗り越えてプロリーグや世界的なイベントであるワールドカップが盛り上がっているわけです。少しのトラブルで引いてしまわずに、思いきり面白い対局にしてもらいたいと思います。続けるからこそ、トラブルが糧になったといえるので、やめてしまうとなかなかそれを活かす場面は来ないのではないでしょうか。

人間で一番将棋が強いプロ棋士は、将棋プログラムの進歩を測る上でも、仮にソフトのほうが強くても平手で戦って欲しいと思います。強いて言えば考慮時間は次回以降、両者で違ってもよいかもしれないと思います。ソフトにとっては考慮時間の増減には意味はあっても、何時間という絶対値には、対局条件の上で大きな意味はないと思われますから(人にとっての5時間とはもとより意味合いが違うものですし、また持ち時間が何時間あってもハードの性能次第でその意味合いは変わる)、人5時間、COM1時間あるいは2時間でもそれほど不公平ではないと思います。平手であることには意味があります。一番将棋を知っている人間が、通常の対局条件においてCOMの強さを体感し、解析し、できれば言葉にして報告してもらうというわけです。

3/17-2

Crimea votes in referendum

投票の結果はおそらく、多くの人の関心事ではないでしょう。その後どうなるのか。既にロシア軍がいる地域以外のウクライナの境界線を維持することが重要だと思います。ウクライナ問題に関する国連安保理の決議案の採決は、ある程度予想された範囲だったと思いますが、ロシアが拒否、中国が棄権でした。この構図は21世紀であろうが20世紀であろうが、大きくは変わっていません。まるで21世紀になって初めて目撃したかのような人がいることには驚きです。21世紀になって、テロの頻発や進興国とよばれる疑似民主主義国、はじめから民主主義のない中国などの台頭によって、市民生活にとってははるかに危険な状態になっているということをよく認識する必要があると思います。

「クリミア編入によって、ロシアはその代償を受ける」だろうという言葉を見ます。水面下では、ありとあらゆる努力が為されているものとして、この言葉について考えると、実に残念な言葉と言わざるを得ません。「現実世界もネット世界も完全に監視下にあるので、あなたが万引きをすれば警察に捕まるだろう(代償がある)」、という種類の発言やちらしだけがあるけれども、実社会の治安を維持するべき警察官は、パトロールもせず、告発があったときしか動かない、と言われているかのような趣を呈しています。

刑罰以外に犯罪を抑止する現実的な力がないような世界は、はっきりいえば駄目な世界です。「かくありたい」という望ましい習慣を獲得することがなくなり、刑罰を避けるということだけが行動規範となってしまうからです。こうした社会では、自暴自棄や自殺的な犯罪者の行動を防ぐことはできません。犯罪者はその代償を支払うが、抑止力の不在は、犯罪被害者を生み続けるのです。受動的治安維持の犠牲者といえるでしょう。

ウクライナ情勢では、すでにロシア軍の侵入を許しています。これ以上の侵入を許さないことが第一の目的であるべきであり、「さらに侵入したから、さらなる代償がある」といった措置を講じるのは、第一の目的が達成されなかった証拠だと考えるべきです。だから、このことで経済制裁をちらつかせたり、「ロシアが状況を見誤った」といったことを述べるのは、仮にその通りだとしても自慢できることではありません。すでにクリミアには、いるはずのないロシア軍がいるのですから。

殺人者に刑罰を科しても、命は戻ってきません。防ぐことのできる犯罪は防ぐことが重要なことです。

ウクライナ危機はもちろん、通常の犯罪というものを扱っているわけではないですが、EUとアメリカが軍事的に後ろ盾になるのだとはっきり表明しない限りは、断続的にロシアはウクライナ領内に進攻すると私は思います。経済制裁の効果にも限界効用逓減の法則が働くと思うからです。

侵入が起きるたびに経済制裁をするというルールであれば、制裁される側の数が一定以上に達してしまえば、下手をすれば立場は入れ替わってしまいます。

今の世界がどのようなエシックで動いているのか正確には知りませんが、欧米諸国が準拠するところのそのエシックは、能動的な抑止力の展開によって、実効あるものとしてもらわないと、小さい国で民主化運動をしようという人の行動も身を結ばなくなってしまうのが懸念されます。

3/17

選抜高校野球の組み合わせが決まりました。

http://www.hb-nippon.com/news/36-hb-bsinfo/13740-senbatsu

昨年夏は、誰も予想していなかった前橋育英が優勝。関東大会でも活躍していた北関東のチームが今年も強いのか見てみたいです。前評判の高い日本文理は、初戦に勝てば上位に進めそうです。池田、明徳、平安、横浜、沖縄尚学、駒大苫小牧などお馴染みの学校も出ていますが、白鷗大足利や佐野日大、美里工業、豊川なども楽しみな存在です。

3/9

Ukraine crisis: Shots fired as Crimea observers stopped

Ukraine crisis: US warns Russia not to annex Crimea

ウクライナ情勢の記事2つ。”The US has warned Russia that any moves to annex Crimea would close the door to diplomacy.” 外交のドアが閉まるとロシアが困るかのような書き方です。もちろん、ヨーロッパ諸国とアメリカがそうした意思表示をすることには大きな意義があることだと思います。ただ、すでに軍隊を送りんでいる側のロシアが、外交手段がなくなることを懸念して撤退する? どうしてなのだろうか。何か理由があるのかもしれませんが、普通に額面通りに状況を整理すると、そんなわけないだろうという結論になります。実際のところ、経済制裁が長期化したりしたら、世界の景気にも影響がありそうで心配です。

NATOの拡大、ミサイル防衛網の拡大などが、ロシアが話を聞きそうな外交手段のようです。そんなことをしながら、国際社会が、クリミアがウクライナを構成する連邦国家の1つであることを確認して(ウクライナの承認があれば独立へ向けた国民投票ができる)、クリミア以外のウクライナが早く日常生活を取り戻してもらいたいと思います。経済制裁は、イランや北朝鮮を封じ込める効果はあったようですが、中国などが誠実に履行をしないので、劇的な効果はありませんでした。さらに大きな国であるロシアへの効果がどこまであるのか、疑問がありますし、世界中の人間の生活にも響いてきかねない手段です。「ロシア軍がクリミアから撤退しないなら、NATOの前線基地が近い将来にウクライナにできる」というのが、理解しやすい筋道だと私は思います。話し合いの中で、「クリミアが再度独立投票をするなら、ウクライナはそれを認める」といった条件も提示しやすそうです。その間も西側諸国はクリミア以外のウクライナを支援するのなら、まず戦闘にはならず、経済制裁からの不況も来ないのではないかと考えます。