月別アーカイブ: 2012年11月

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電子書籍出しました。製作費は厳密にはかかりますが、キャッシュはかかりません。これはA4 100ページぐらいで、最近のファイルを中心に、書き下ろしの序文と解説をつけたものです。2100円。お求めは基本的にはでじたる書房さんからにしてください。これはただのPDFですが、電子書籍出版には言うまでもなく大きな可能性があります。出版しやすい環境というのは、ありがたいことですね。もっとも私はいわゆる「物書き」ではありません。考えていることを伝えるということをしているのみです。

意味と認識~理論の展開
でじたる書房さんの該当ページにリンクしています。

スマートフォン版へのリンク :300ページ超となってしまいますが、スマートフォンからみたいかたはこちら。

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・TPP
は推進すべきだと思います。食糧、エネルギー安全保障にとってポジティブです。北海道の住民としては、農業への影響はもちろん気になりますが、これは国政選挙ですから。

・エネルギー政策;動く発電所を動かすのは当然のことですし、それをしないがために化石燃料の値段が吊り上るなんて、少しばかり間抜けな話です。ただもしも、原発依存度を減らしたいという人がいるなら、「それなら原発を使い、TPPを推進することです」と言います。
原発依存度低減は、化石燃料依存度の低減、もしくは低公害化を損なうなら意味はありません。もちろん現状は損なっています。
より環境負荷の低い安価な燃料を確保できるかどうか、といった問題が実のところ原発の比重にも影響してきます。そうなったときに未来のNO1産油国アメリカを含むTPPはポジティブな影響を持つでしょう。

もう一ついえば、脱原発に寄りに寄った内閣が作った素案にして、2030年にならなければゼロが達成できないと述べている。推して知るべしです。たぶん楽観的な道筋を通ったとしても、もっとかかるのでしょう。
なので実際には、適切なエネルギー配分、資源開発、再生エネルギーの技術開発、こういった政策が必要なのでしょう。主要政党はどこも出します(見ちゃいませんが)。なぜといって、市民に頼まれなくたって通常業務としてやらざるを得ない仕事です。これらを効率的になしてこそ、化石燃料や原発依存を脱却できるのですから、資源開発・資源確保・科学技術振興などに積極的な党こそが脱原発にもっとも近いと言えます。(私は脱原発という言葉に魅力を感じていません。東日本大震災の被災地の復興を強く願っていますが、50年単位の課題である原子力発電所の数には目下のところ興味がありません。繰り返しになりますが資源開発力を伸ばすことは、原発を早期に減らす近道です。)

共産党や社民党はじめその他もろもろの即時ゼロ原発集団の人たちは、どうして再生エネの発電事業くらいにしないのでしょうか? それなら多くの市民・企業がやっています。資金も参加も必要とされているはずです。横断幕を持って歩いていないで、そこに打ち込んだらどうなのでしょう。

・消費税 必要だと思います。本当に実行力のある政権になれば、景気条項も考慮していいのでしょうが、そうでないなら、「いつまでたってもまた来年」という芝居を見なければならず、事態は悪化の一途を辿りそうです。期限を切っての脱デフレ策競争を見たいです。脱デフレが進んで企業の設備投資が進めば、なんと脱原発が近づいてくるのです! なんて不思議。いえ当然です。
 

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・デフレ脱却
が最大のテーマということで、安倍さんが一連の発言で、デフレ脱却への強い決意を示したことで株価が上昇しました。私は基本的に、その姿勢に賛成です。政治に本気で取り組んでいる政治家は、同じくらいの姿勢で臨むべきです。むろん金融政策だけではなくて財政政策も行われるでしょう。財政政策という言葉を初めて聞いたというほどの小政党の人間でない限り、そうします。
重要なのは今の状況を考えてみることです。
リーマンショック、東日本大震災、未曽有の外的ショックに見舞われたのがこの日本という国です。
それ以前はどうだったでしょうか。
多少景気は回復したものの、デフレ基調を抜け出せずに苦しんでいました。
つまり、
1)普通のありきたりの金融、財政政策ではデフレを抜けきれなかった。(外野席では、暇さえあればだめだだめだと喚き散らしていた)
2)リーマンショックが襲ったので、景気後退に見舞われた。 (外野席の反応同上)
3)東日本大震災に見舞われた。復興需要はあるが、復興自体には時間がかかっている。 (外野席の反応同上)
4)高齢化による社会保障費の増大は、政府予算を圧迫し、消費税増税は避けられない。増税は当然、需要にはマイナスに作用するので対策が必要になる。 

つまり、当たり前のやり方ではなかなかうまくいかないのに加えて、さらに大規模な外的なショックに見舞われているのです。やはり、通常、ありきたりのやり方をありきたりの規模で、腰を引いて行っていても、うまくいくとは考えにくいと言えるでしょう。1年かかるといえば、実現は3年後になるでしょうし、1%といえば0.5%になるでしょう。「2%の政策」でなければ1%のインフレも達成できないのではないかと思います。

ところが、残念なのはこの株価上昇に感情的に反発してしまった政治家たちです。2%インフレの政策をつくろうとしない党にははっきりいって用はないです。背中を丸めて、「冷静」な「賢者」を気取り、ありきたりのことを中途半端な規模で行うのでは目標は達成できません。それはこれまでの実績が物語っています。

私は沈思黙考するタイプ(というだけでなく、現にものを考えることを旨とする人間)ですから、そのようなタイプの人間の欠点、あるいは冷静さを装うことの欠点を知り抜いています。「賢明であること」と「役に立たない臆病者」、「冷静」と「面倒がり」は隣り合わせなのです。話はそれますが、私はそれゆえに「はい、やります」「はい、できます」「はい、任せてください」を無理やりに自分の口癖にしようとしてきました。でなければ、「臆病」で「面倒がり」なだけになってしまうからです。

ぜひとも政治家のみなさんは、脱デフレをやる、そのためには非常の手段も考察する、と約束してください! 使わないかもしれない非常の手段を考えることなしに、賢明な政策を案出できると考えるのは、心得違いもはなはだしいこと、忌むべき怠け者の発想です。使わないかもしれない99の手段を考えてこそ、1の成功があると知っておくことです。