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将棋棋聖戦 挑戦者決定戦

先手豊島対後手佐藤(天)

7手目に先手が角道を止めたところ。
7手目に先手が角道を止めたところ。

7手目は、森内永世名人が採用して話題となった形。26歩25歩、76歩、66歩と、歩を4回連続で進めます。76歩まではすべて先手の権利。後手は76歩に対して、44歩、32銀、42銀、22銀(本譜)などを選ぶことができます。88角成りは今はやりにくいでしょう。44歩なら普通の居飛車対振り飛車。先手でもありますし、居飛車としては不満がありません。22銀を選ぶと本局の66歩と持久戦を目指します。先手が全局を支配すべく歩を伸ばしてます。

 

 

12手目。後手の反撃態勢
12手目。後手の反撃態勢

12手目は後手の方針が決まったところ。63銀は、本局の右四間飛車のほか、陽動振り飛車にできなくもありません。66歩に対して64歩から63銀は、相手の動きを逆用する動きで理に適っていると思います。

32手目。ついに飛車が狙いの6筋に移動しました。この局面は、先手の持久戦は阻止された形ですが、後手の玉の守りは薄くなっています。後手は角も33から51、73と展開しています。堂々と模様を良くしようとした先手に対して、6筋を軸に上手く駒組みをしたように見えます。

 

32手目。後手が飛車と角を移動。
32手目。後手が飛車と角を移動。

早々に先手が25歩を決めるのに対して、後手がどのように対処するかがこの序盤の見どころです。結果は先手豊島七段の勝ち。羽生棋聖への挑戦が決まりました。

 

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