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将棋電王戦。人間が3勝2敗で勝ち越して終わりました。

21手で開発者が投了したそうです。後手COMが28角と打ったもののその角が捕獲される展開。
28角みたいな手を今のソフトも打つんだなというのが感想でしょうかね。こういう手を打ってしまうのをプログラムで防ぐことができないなら、電王戦の条件で戦うとソフトは負けるということになります。負けた手や悪くなった手を2回指さない工夫ができれば、ハメ手順は利かないことになりますが、当日対局用のソフトに学習結果が蓄積されるのでないとそれも効果を発揮しません。R3000を超えてくるような強さを持っているのに、こういう隙があるのは少々驚きでした。R3000はおろかR1600もあれば人間はそういう筋にはいかないと思います。人とコンピュータの違いが現れていて面白かったです。開発した人は無念かもしれませんが、必要は発明の母。またすごいソフトに生まれ変わってくると思います。

ただ投了局面は、角損か、角桂、角銀交換になりそうではありますが、先手が勝ちきるのも大変そうです。駒割だけが大優勢というのは、案外指しにくく、受け身になってしまうことがあります。投了せずに指し続けても面白かったと思います。

それはそうと、この種の手が飛び出す超急戦は考えていて楽しいです。序盤から飛車と角を交換して敵陣にいきなり打ち込んで、それが成立するのかしないのか。成立すると思って指したのに成立しないと本局のようになります。類型の少ない急戦を指そうと思って研究すると、一番激しい変化を考えることになり、定跡に隠された変化を知ることができます。たいていの場合超急戦の仕掛けはやや無理、成功するとしたら相手は初めから回避してくるのでその形を受けてくれないという結論になります。

藤井システム、横歩取り、相掛かりなどは、超急戦の変化があって、怖いながらも指したい形です。横歩取り45角や角換わり先手棒銀はその中でも実戦例が多く練習に適していると思います。横歩取り23歩のほうは、手が広くて難しい将棋になります。

先日電王戦第3局で現れた横歩取り33桂は、私の考えでは先手有利。後手のCOMはハメられたのかな?くらいの感覚です。あまりに軽い。ただ実際勝ったのは後手ですし、有力なのかもしれません。45歩と位をとったり55歩とする脇流もありますが、先手に裁量を与えすぎるため、後手での研究はしずらい戦型です。有名なのは名人戦の佐藤-谷川の33桂戦法。わずか66手で佐藤さんが33桂を持って勝ちましたが、すごい将棋でした。33桂で指せると考えることが驚き、薄い陣形なのに飛車交換を挑んで陣形をまとめたことが驚き、66手終局で驚きと、驚きの連続でした。

 

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