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・デフレ脱却
が最大のテーマということで、安倍さんが一連の発言で、デフレ脱却への強い決意を示したことで株価が上昇しました。私は基本的に、その姿勢に賛成です。政治に本気で取り組んでいる政治家は、同じくらいの姿勢で臨むべきです。むろん金融政策だけではなくて財政政策も行われるでしょう。財政政策という言葉を初めて聞いたというほどの小政党の人間でない限り、そうします。
重要なのは今の状況を考えてみることです。
リーマンショック、東日本大震災、未曽有の外的ショックに見舞われたのがこの日本という国です。
それ以前はどうだったでしょうか。
多少景気は回復したものの、デフレ基調を抜け出せずに苦しんでいました。
つまり、
1)普通のありきたりの金融、財政政策ではデフレを抜けきれなかった。(外野席では、暇さえあればだめだだめだと喚き散らしていた)
2)リーマンショックが襲ったので、景気後退に見舞われた。 (外野席の反応同上)
3)東日本大震災に見舞われた。復興需要はあるが、復興自体には時間がかかっている。 (外野席の反応同上)
4)高齢化による社会保障費の増大は、政府予算を圧迫し、消費税増税は避けられない。増税は当然、需要にはマイナスに作用するので対策が必要になる。 

つまり、当たり前のやり方ではなかなかうまくいかないのに加えて、さらに大規模な外的なショックに見舞われているのです。やはり、通常、ありきたりのやり方をありきたりの規模で、腰を引いて行っていても、うまくいくとは考えにくいと言えるでしょう。1年かかるといえば、実現は3年後になるでしょうし、1%といえば0.5%になるでしょう。「2%の政策」でなければ1%のインフレも達成できないのではないかと思います。

ところが、残念なのはこの株価上昇に感情的に反発してしまった政治家たちです。2%インフレの政策をつくろうとしない党にははっきりいって用はないです。背中を丸めて、「冷静」な「賢者」を気取り、ありきたりのことを中途半端な規模で行うのでは目標は達成できません。それはこれまでの実績が物語っています。

私は沈思黙考するタイプ(というだけでなく、現にものを考えることを旨とする人間)ですから、そのようなタイプの人間の欠点、あるいは冷静さを装うことの欠点を知り抜いています。「賢明であること」と「役に立たない臆病者」、「冷静」と「面倒がり」は隣り合わせなのです。話はそれますが、私はそれゆえに「はい、やります」「はい、できます」「はい、任せてください」を無理やりに自分の口癖にしようとしてきました。でなければ、「臆病」で「面倒がり」なだけになってしまうからです。

ぜひとも政治家のみなさんは、脱デフレをやる、そのためには非常の手段も考察する、と約束してください! 使わないかもしれない非常の手段を考えることなしに、賢明な政策を案出できると考えるのは、心得違いもはなはだしいこと、忌むべき怠け者の発想です。使わないかもしれない99の手段を考えてこそ、1の成功があると知っておくことです。

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