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The Structural Fetish

「イタリア、フランスはスペイン、アイルランドなどの構造改革に学べ」というが、失業率をとるとスペインは20%超、フランスは10%以下を推移している。フランスにスペインの何を学べというのだろう。スペインは、やむなく支出削減を迫られているに過ぎない。

ケインズ派の代表格のブログです。

ベルト引締めと言われる緊縮財政は、インフレ基調のもとでは民間を邪魔しない意味でも効果があるでしょうが、低成長下ではただの栄養失調を招くことになりかねません。

インフレというのは、マネー経済で生み出されている倒産や失業、破産といった非効率、無駄、廃棄物的なものを、信用の力で補い、再度経済システムに回収することを可能にするものです。額面金額が一つの経済システムの中で固定されれば、漸次経済の一部分が活動停止することで、自然にデフレが起きることが考えられます。ある程度のインフレを確保する必要があるのは、そのためであると考えられます。マネーは植物と違って勝手に増殖はしないので、つくらなければならないわけです。この意味では金でもなんでも同じです。

アベノミクスは世界的に見てごく普通の、あたりまえの政策で、低成長が続く限りは、この路線でいかなければならないでしょう。「俺ならもっと成長させられる」という人なら対抗できるでしょうね。どんな産業で何%の成長になると言われるのか、楽しみですよね。しかし、「成長なき豊かさ」「不況下での失業削減」みたいのは無理です。成長しているときでも大変なことが栄養失調状態ではもっと難しいものになります。大して価値も生み出さないような難しいことに挑む理由がありません。どこか別の国の連中に挑んでもらえばよいでしょう。日本という国は、物質的豊かさを得た上で、それを精神的豊かさに転換するべく、尽力しようではありませんか。この普通のことができてから、何か難しい課題に挑んでも全然遅くはないはずです。

 

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