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竜王戦第4局

ryuuou45有名な矢倉定跡に入りました。先手45手目は分岐点。65歩で先手がやや指しやすいような評判ですが、本局は25桂。以前はこれで攻めきれるかどうか、ぎりぎりと言われていました。次の後手45歩からは、あまりにも有名な順が待っています。

ryuuou68もう1つの分岐点は後手68手目。44歩と馬を支える手が多かったそうですが、本局は44馬。前例は一局だけ。ここで、多くの前例から離れて、力戦になりました。以下は難解な戦いでしたが、解説の羽生三冠によると「少しだけ後手がよさそう」ということ。

45手目のさらに前には、後手が微妙に先手の仕掛けを誘うような手順を選んでいたのも面白かったです。先手としては、矢倉の定跡の真ん中を歩いていれば良くなるはずみたいなある種の信念みたいなものがありますので、誘いに乗らなくてもいいのですが、将棋には「誘われたら乗る」という不文律があり、「誘いには乗って勝ち(緩手を咎める=勝ち)」という信念めいたものがこれまたあります。本局の場合は、はっきりした緩手とまではいかないので、先手としては敢えて誘いに乗らなかったということでしょう。

 

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